EHD and Electrostaic Propulsion Devices
電気流体力学と静電気力による推進装置
クモの巣構造、ストライプ電極の採用
2024.09.28
2024.10.12
図、EHD推進デバイス 側壁構造の改良
ストライプ電極構造の実物写真2024.10.12
背面に絶縁体がある。
EHDデバイスの外壁にあたる広い金属表面について、全てが広い金属面であると浮上・推進しない問題が生ずる。これについては、他で述べた。
この原因は、金属の表面電荷密度が低いためと考える。よって、EHD推進デバイスを大型化する際、そのまま広い板を外壁に利用することは無理・困難である。
フレーム構造で研究を進めていた理由はここにあった。
この問題を改善するため、ただの平面電極でなく船に取り入られているキール構造など3次元構造を持つ電極を外壁に採用していく。
この技術は、多層構造電極で得られた技術の応用にあたる。
ここでは、一例として実施したクモの巣構造、つまり、ストライプ構造について記述する。
ストライプ構造を採用すると1体構造で浮上状態とすることができ、その際、空気流を完全に遮断することが初めて可能となる。
つまり、潜水艦のような密閉状態を作り出すことが可能となる。